離檀のお客様

2月 5, 2022 by 社長 幡司 剛成

皆さん!!こんにちは。

自然に身を委ねる練習の今日この頃です。。。

ジタバタするから溺れるんです。

水に体を委ねれば浮いて進んでいく。

この力を抜いて浮かぶということが難しい・・・

 

でも!!それが一番楽な方法なんですよね。

 

さて!!数年前からご相談を受けている話をさせていただきます。

そのお客様は、菩提寺の離檀を考えられているお客様。

なかなか菩提寺には言いにくい話なので、私が少しアドバイスをさせて頂いておりました。

 

そもそも離檀をなぜしようと思われたのか?

 

そのお客様は永代供養を考えられていたのですが、その菩提寺は合祀の永代供養しかしておらず(檀家さんのお骨が全部一緒になること)、当家の方はそれの永代供養は気が乗らずで・・・

 

お骨が一家で入れる永代供養を探されておりました。

 

そこで見つけられたのがロッカー式の永代供養。

ただ問題が、その永代供養を行われているお寺が他宗派。

宗派変えをしなければその永代供養にはお納めできません。

 

よくあることなんですが、実際問題は在家の方は宗派変えに抵抗がありません。

でも、お寺側からするとそれはありえないと理解されてる方が多いと見受けられます。

それを理解されてないお寺様は、少し時代の背景に疎いのかもしれません。

 

そのお客様は実際に、宗派変えには抵抗がないお客様で、どちらかというと早くお骨を納めてあげたいという気持ちが強い方でした。

 

その他に墓地の問題もあったのですが・・・

 

で、菩提寺のお寺様に離檀の話をもっていくと・・・

「宗派変えをされることなんか聞いたことありません」と・・・

 

その前から、菩提寺には他へ永代供養をするというお話をしてたのですが、どうやらお寺を離れるとは思ってなかったみたいで。

 

ご住職様にはいろいろと言われたらしいですが、もうひっくり返すことはできません。

 

私も揉めないようにどうするかのアドバイスをさせて頂いておりましたが・・・

ここは人間の感情が先立つと、冷静さが欠け、その時の感情で話をしてしまうものです。

 

こちらの心構えはしっかり準備して行ってたので動揺はされず、事をおさめて後にされたのですが・・・

 

後日、お寺の方から連絡があり、最後の墓じまいのお経は行く先のお寺にしてもらって下さいと・・・

 

離檀の話をしに行った時は、「させていただきます」と・・・

 

後日「無理」だと・・・

 

これは後から冷静になって、感情に支配され、子供のような行動をすることでしか気持ちが落ち着かせられなかったのでしょう。

 

私はこの話を聞いた時思わず「えっ!!」ってなりましたけどね。

 

私は思います。

お寺様側も昨今の現状をしっかり把握し、檀家様に合った発信をしなければ残っていけないと思います。

檀家さん発信になってしまうと、お寺の価値がどんどん低くなっていき、気づいた時にはもう・・・

 

出る結果が、今の現状のすべてだと思います。

 

だから!!私達のような仏壇屋が必要だと思っています!!

在家の方の声をお寺に届け、お寺のあり方を在家に届けるという橋渡しができる仏壇屋が・・・

 

まぁ〜「仏壇屋がでしゃばってそんな事をするな!!」っていうお寺様もおられるでしょうけどね( ̄▽ ̄;)

 

あくまでも!!私は中立です( ̄+ー ̄)

 

 

 

感謝で始まり、感謝で終わる。そして、また感謝が生まれる。

ありがとう。

 

その時、その一瞬を大事に・・・

 

 

照泰仏堂  代表取締役 幡司剛成

 

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