生涯忘れられない日
皆さん!!こんにちは。
昨日から夏雲とはっきりわかるようになった岡山市です。
今年は、はっきりと梅雨明けの空が違うとわかりました。
この夏空を眺めると、昨年を思い出します。
2020年7月20日
調子が悪かった母親を病院に連れて行った日です。
あまりにも調子がおかしかったので、2ヶ月に一回の検診が目前でしたけど無理矢理に連れて行きました。
歩くのもようようと・・・
そして、まだいろいろと会話ができてたので診察室に入る前に
「おかん、ガンって言われると思うけど大丈夫やからな!!」って発破をかけ、
いざ診断されると、もうどうにも手に負える状況じゃない説明を聞き、私の方がかなりショックを受け
母親に「あんたがショック受けてどないするん」って、背中をビシッと・・・
あの時の恐怖心は今だに鮮明に覚えています。
人生で一番のショックだったですし、今思えば母親の方が相当ショックだったと思います。
だから、今は反省しています。
私が心弱い故に、露骨に態度へ出た母親は見兼ねて、私に発破をかけてくれたんだと・・・
母は強いですね( ̄◇ ̄;)
いつも自分の事より相手の事を考える人でしたから・・・
だから、病気にも鈍感で・・・
相手の事を考える人は、多分自分の病気に鈍感な人が多いでしょうね。
そして、病気にもなりやすいのでは。
今となっては、母がいなくなったことで、私は成長させてもらいました。
そして、そのために母の死があったんだとも思えるように・・・
死は決して悪い事ではありません。
当然、悲しみや恐怖はつきものです。
ですが、それと向き合おうとする事や、受け入れようとする事で、遺された人の成長に必ず繋がり、故人が一番喜ぶ供養ではないかと確信をもって言えます。
ただ、そう思うには時間がかかりますし、その時間はそれぞれ・・・
それに気づけた人は淡々と思いをもって進み、気づけてない人に背中を見せ、気づいた時にニッコリと・・・
愛情とはそんなものではないかと・・・
母の死を元に、私はそう気づかされました。
たった一年ですが、この一年で母親の67年間の集大成を教えてもらったように感じています。
そして、そうそう!!去年のこの日は、母親と待合室にいる時にお店から電話がかかってきたんです。
「お仏壇を見にお客様が来られたから、すぐに帰って来て」と・・・
とりあえず、すぐに戻ったのですが、私がお店に着くと同時にそのお客様は帰られました( ̄▽ ̄;)
多分、道中は母親のことで頭がいっぱいでしたから、そうなる運命だったのでしょうね。
もし、接客させていただいてたら、お客様に身が入ってなくご迷惑かけたと思います。
そんなもんでしょうね(−_−;)
7月20日は、生涯忘れられない日。
あの背中をビシッと叩かれた感覚、まだ残っています( ̄ー ̄)ニヤリ
感謝で始まり、感謝で終わる。そして、また感謝が生まれる。
ありがとう。
その時、その一瞬を大事に・・・
照泰仏堂 代表取締役 幡司剛成
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