引き継ぎ
皆さん!!こんにちわ。
今日は雨の予報ですが、時折り日差しがある岡山市です。
でも、もうすぐ雨が降りそうですね。
最近、連続で同じ内容のトラブルをお客様からお聞きしたので、今日はそれについて書きたいと思います。
そのトラブルはお寺様と檀家さんとの間で起きました。
これはごく稀なトラブルだと思うのですが、内容を言いますと「戒名料の二重払い」です。
どういう事かと言いますと、生前に生き戒名頂いてた方がお亡くなりになられ、子供様に引き継ぎがうまい事できていなく、戒名料を結果的に二重お支払いしたかたちになったそうです。
通常であれば、お寺様で記録も残されていらっしゃいますし、戒名が残っているので何もトラブルなんて起こるはずがありません。
一つ目のケースは、戒名も残っており葬儀も無事に終わり、お寺様にお布施をお支払いに行った時にご住職様から「戒名料が入っていません」と言われたそうです。
当家の方も初めての事だったので知識もあまりなく、トラブルになるのも避けたかったので、後日お支払いされたそうです。
二つ目のケースは、戒名が二つある。という事です。
これに関しては、「ちゃんと調べてからお寺様へお話しに行きます。」と帰られました。
私は、これに関しては今後起きうる事だと考えていましたので、以前からお客様にはお話しさせて頂いておりました。
言い方に失礼があるかもしれませんが、きっちりとしたお寺様であれば、まずこんな問題は起こりうることはありません。
しかし、以前から申していますように、檀家様の事をしっかり考えられているお寺様とそうでないお寺様が二極化されている時代になっています。
良いお寺様もたくさんあるのですが、残念ながらこういった事が起こりうるお寺様も現実にあるんですよね。
しかし、今回に関してはお客様の引き継ぎ問題もあると思われます。
今、皆さんのお考えで多いのは、「子供に迷惑かけたくないから全部用意をしておきます」という事を言われます。
これは子を思う気持ちと、子に後を託す心配もあります。
全部、生前に用意しとくのであれば、子供さんに相談や説明をきっちりとしておかなければ、今回のような事が起こる可能性があります。
それと、少しは子供さんのやるべき事も残してあげる事も必要でないかと・・・
親が全部何もかもしてしまうので、供養という意識が薄れ、次世代へ繋ぐという責任が生まれてこないのではないかと思います。
「子供に相談してもな~」って言われますが、今一度相談してみて下さい。
その反応も想像通りになるかもしれませんが、子供さんの心の中は「親の死」というものを意識するきっかけになるかもしれません。
いずれ皆、あちらの世界に行くのです。
生まれた時から準備は始まっているわけですから、何かかが起きてからでは遅いので、「死」の準備を考える事を家族で話し合える事ができれば、またより一層家族の絆も深まるのではないかと・・・
親の温もりが子に渡った時、冷めないように・・・
仏事のとーたるさぽーと 供養商品販売店
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専務 幡司 剛成