私は香典辞退致しません!!
皆さん!!こんにちは。
明後日から彼岸の入りです。
お彼岸は、仏様と向き合う期間。
向き合うといろんな気づきを得られるのでは・・・
さて!!今日は午前中にギフト関連のメーカーさんと話をしましたが、やっぱりギフト関連も相当厳しい状態にあります。
皆さん!!物がいらない時代ですからね。
あげる方ももらう方も悩む時代。
だけど!!私は思います。
物をもらうと嬉しいですが、それよりやっぱり気持ちが嬉しいのではないかと・・・
物を選ぶ時は、その人の事を考えて選ぶわけですからね。
希薄の時代だからこそ、もう一度見直す時代になっていると私は強く感じますね。
昨今、香典を辞退される方が増えております。
その理由は・・・
・お返しがめんどくさい
核家族が増え、親戚付き合いが疎遠になり、香典をもらうとお返しがめんどくさいのと付き合いがめんどくさい。
これが香典辞退の大きな理由です。
でも、私は接客をしててこの香典辞退のアンバランスをすごく感じています。
当店に来れられるお客様で多いのが、
「香典を受け取ってもらえないから、せめてお線香でも・・・」
というお客様が多いんです。
皆さん!!何かを送りたいんです。
これは本当に気持ちを表すためにはお金か物しかないんです。
「ちょっとでも何かをしたい」と・・・
でも、今度もらう立場になると
「香典はお返しがめんどくさいからいい」と・・・
このアンバランス・・・
香典の本来の意味は
生前お世話になったので、少しでも葬儀の足しにして欲しいという気持ちで包みます。
そして、頂いた方は
頂くだけでは申し訳ないので、四十九日が終わり次第に三分の一から半返しで消耗する品を送ります。
頂いた方のリストを四十九日の間に整理し、お世話になった方や故人にしかわからない人のリストを見て、その方々に感謝の念が湧いてくる事が供養に繋がってくるものだと思います。
私は実際に母親が亡くなった時にそう感じました。
そして、その思いが人付き合いの大事さに気づかせてもらい
そして、リスト整理をすることによって、それに集中するので少しだけ悲しみを横に置く事ができるのではないかと・・・
香典返しはそういった意味が含まれているものだと思います。
ただ単に「返しがめんどくさい」だけでは、時代の象徴とともに心の奥行きの深さが浅くなっていくものではないかと・・・
そうすると、人間の幅や奥行きがなくなり、人間の良さが失われるといっても過言ではないでしょうか?
香典は、本来、頂いた方が相手のためになるのと供養に繋がるのです。
香典辞退は、自分の気持ちの方が勝っているので、気づけるも事も気づけないので損をしている状態になっていると思います。
私は、香典返しでたくさんの事に気付かせてもらいました。
これを読んで頂いた皆さん!!
時代の風潮に流されるのか・・・
それとも、自分の意思というものを通しての感謝に気づくのか・・・
「おいおい!!お前んとこでギフト関連を取り扱っているから言うてるんやろ?」
「はいっ!!その通りです!!」( ̄ー ̄)ニヤリ
だ・け・ど
当店では売上げが上がるかもですが・・・
それより、人間の情に触れ、人間の質がの方がもっと上がるかもです( ̄ー ̄)ニヤリ
感謝で始まり、感謝で終わる。そして、また感謝が生まれる。
ありがとう。
その時、その一瞬を大事に・・・
照泰仏堂 代表取締役 幡司剛成